第46話 経済的独立を達成、お金=幸せにはならない

 

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僕たちは生まれたその瞬間にあるゲームに参加させられる

 

それが

 

「資本主義ゲーム」

 

テレビゲームなどとの違いは

 

強制参加であること

 

リアルの生活に直接影響を与えること  

 

攻略の筋道が多岐に渡ることだ。

 

 

 

資本主義ゲームのルールは

自由に財・サービスをつくりだして利益を得ていい。

そのために必要な工場・土地・機械などの生産手段を私有してもいい、というもの。

 

このように

生産手段を持つものを資本家という。

 

 

 

しかし

 

このようなルールであるにも関わらず

 

ほとんどの人は

自分で財、サービスをつくらない

生産手段をもたない

 

つまり資本家側にならないのだ。

 

 

で、代わりにそういう人はどうするかというと

 

 

自分を「労働力」という商品として

 

資本家に買ってもらい

 

賃金をもらう(労働力の商品化)ことで利潤を得て生活をする。

 

つまり

労働者と呼ばれる人たちになる。

 

 

「労働力」という商品の内容

 

労働者の

スキル、時間、気力、体力、精神力などが含まれ

 

1日毎に、睡眠などの休息を取らないと壊れることも特徴。

 

 

 

ということで

 

資本主義ゲームで

労働者である以上は

 

お金の自由

時間の自由

精神の自由

 

の3つの自由

 

資本家に委ねられることになり、決して自由にならない。

 

 

 

資本主義ゲームでの勝ち、上がりの状態とは

 

「労働力を売らずに、商品との交換でお金を得て生活できること」

 

お金、時間、精神的な自由を獲得することにある。

 

皆は

ここに到達するために

 

まずは

労働者として資本を蓄積

 

自分のビジネスモデルを考え

 

その蓄えた資本を使って

 

オリジナルの商品を作る。

 

 お金と幸せの関係

 

さて、

やっとここからが今日の本題で

 

例えば

 

はれて、ビジネスが成功し

商品とお金の交換で生活できるようになった。

 

経済的独立を果たした

 

という資本主義ゲームでのあがりの状態になったとする。

 

お金も時間も精神的な拘束がなくなり、自由になったとしよう。

 

 

何も苦労せずにこのような状態になれたらいいな、とも思うし、憧れたりもするだろう。

 

 

しかしその先があって

 

これで果たして「幸せ」になれるのかどうかである。

 

 お金持ち=幸せ

 

 

「いや、そうはならない」

 

というのはなんとなく想像がつくだろうが

 

じゃあなんで

 

"経済的独立を達成して自由でもあるのに

 

幸せになれるとは限らないのか"

 

 

この辺りをテーマにして

 

これから何話かに渡って考えていきたいと思う。

 

 

 

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第47話 合理的に幸福を設計する方法